タービン装置の仕組み
従来の風力発電は風力エネルギーの約30~40%ロスでタービンを回すようにできており、風車に風が当たる面積が小さいため風車を大きくしパワーを得る必要性がありました。
T-Betzが開発したタービン装置は新機構発電装置を用いた箱型風力発電です。タービン軸には発電機を2つ直結させることができ高効率なため装置自体を小さくすることが可能です。
箱の側面から入った風を受けて流し、効率的にタービン翼まで導きます。取り込んだ風はタービンの羽根に集まり、タービン翼に垂直にロスなく当たります。
また、タービンを回した排気を側面から効率的に箱外へ誘導することで新しい風を取り込むことができ高効率発電が可能になっています。
風のパワー(W)=
1/2×断面積×空気の密度×風速の3乗
このタービン装置は断面積が壁面全体で、ブレードには流体が直角に当たるので
W=1/2×壁面の面積×摩擦による低下分(空気なので小さい)×密度×風速の3乗となることから効率の高さが推測されています。
これは流れを持つものであれば風以外にも応用できる装置です。
実際の様子
- 令和4年に
特許を取得しました。
ビジネスモデル
避難所
- 自治体向け。建物にタービン装置/発電装置を組み込んだ大型の避難所。災害時だけでなく、通常時に発電した電力を売電して自治体の運営費用などに充てることも可能です。
建物・車・船など
- 一般企業や個人向け。家やビル、車、船に搭載すれば、使用分の電力を賄えます。余った電力は売電して利益を得ることも可能です。
波力(潮力)
- 潮の満ち引きをエネルギーに変換できれば、一定の電源が確保できます。波は海水なので空気の800倍重いとされており、空気と波の速さが同じ時では風力の800倍の発電量になります。
気球
- 地上20,000m(スターリンクと飛行機などの間)で飛ばすことを想定しています。気球をEV(電動)化し、気球の球皮の断熱性を高めエネルギー損失を極限まで減らすことにより、少ないエネルギーで持続的に飛行可能となります。20,000m地点では、台風級の風が吹いており、風力発電に最適です。太陽光パネルの搭載も可能です。 詳しくはこちら
推定市場規模
※推定市場規模とは、発明が認知されたら、
このくらいの需要があるのではないかという予想です。
売り上げに直結するものではありません。
日本の住宅に設置する場合
- 約5000万軒 1/5000に設置できるとすると
(風力発電の補助がある)
設置費800万×1万 = 800億
データセンター、工場など
- 設置費2000万×500 = 100億
波力(潮力)発電
- 設置費5000万×300 = 150億
自動車設置 1万台
- 250万(1台の値段)×3%(ロイヤリティ)×1万= 7.5億
船の下部設置
- 2000万×3%(ロイヤリティ)×1000 = 6億
世界展開すると10倍以上の売り上げが見込めると推測されます。
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